Jan 24, 2002
Palmが分社
米パーム OS事業部門を分離、100%子会社として設立
と聞いて、似たような企業があったな〜と思ったら世界の(?)ホンダでした。
多分、普通の人は意識することはないでしょうが、いわゆる「ホンダ」は本田技研工業(株)という製造販売会社と、その100%子会社である(株)本田技術研究所という研究所に分かれています。(部門はもっとあるのですが、Palmとの対比で言うとこうなります)
で、この2社の関係は、「技術研究所」が製品の研究開発を行って設計図を書き、「技研工業」がその図面を購入することで成り立っています。これは、PalmOSがOSの開発を行い、Palm, Inc.、がそのライセンスを購入するという関係に似ています。最大の違いはPalmOSがPalm, Inc.、以外にもライセンシーがいるということでしょうか。
「本田技術研究所」は組織的には他の企業に図面を売ることも可能なのでしょうが、実際は、自動車を量産できる企業なんて自動車会社しかなく、その自動車会社は自分のところに設計部門があり、また、最終的には株主(=本田技研)の意向で全てが決まるわけですから、ホンダ内でしか商売が成立しないのでしょう。(本当はもっと複雑な理由があるのですが)
じゃあ、何で分社する必要が有るのか?
組織が小さい方が、意志決定が早いとか自由度があるとか、理由は色々あるのでしょうが、最大の理由は税金対策なのではないでしょうか。
まあ、はっきり言って、ユーザーとしては安くて良いものを早く出してくれれば、組織がどうなっているかなんて全然関係ありません。理由はともあれ、ホンダはこの組織を40年以上も保っているので、うまく行っているんでしょうね。
Palmの分社がうまく機能するのか分かりませんが、ホンダの様に(?)世界企業に発展すると良いですね。(って、すでに世界企業だよ!(x_x)☆\)
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