ClockAT / in English

RC2からの変更点は以下の通りです。

• 時刻表示を12時間表示と24時間表示を選択できるようにした。
• 一部ダイアログで時計が表示されない不具合を修正。

昨日から、Palmware の開発環境として Palm OS Developer Suite（略してPODS）を使い始めました。今更ですが。

きっかけは、ARMlet(ARMネイティブ)関数を使ってみたい、というものなんですが、残念ながら自分が使っているCodeWarriorはバージョン8なので、ARMのコードをコンパイルできないんです。バージョンアップを怠っていたツケが･･･。

ということで PODS です。Eclipseを核としたIDEだそうです。インストールすると、CygwinだのPRC-ToolsだのResource Editorだの何だのと、知らないうちにいろいろなソフトがインストールされまして、それらを上手いこと連携させるのがEclipseの役割らしい。そもそもEclipseって何？っていうのから分ってないので、詳しいことは知りませんが、使えれば良いということで。

実際に使ってみると特に難しいことは無くて、サンプルコードをビルドするくらいなら、あっという間に出来ました。

じゃあ自分のアプリはどうかっていうと、これが大変。CodeWarriorのリソースをPODS用に変換するところまでは出来たのですが、それをコンパイルしようとすると何だか分らないエラーがいっぱい出るんです。

やはり、GCCとかPilRCとかの知識が無いと辛いですね。CodeWarriorなら、コンパイラとかリンカとかはそれほど意識しなくて済んでいたのですが、そもそもmakefileなるものを書く必要があることからして、その辺を意識せざるを得ないでしょう。ま、少しずつ勉強していきます。

それで、Web上でいろいろ情報を検索していて思ったのが、日本ではPODSに関する情報が意外と少ないということ。Palm自体売って無いので仕方ないといえばそうですが、PODS使っている人は意外と少ないのかなーと。アメリカではどうなのか、英語読むの面倒なのであまり調べていませんが。

とりあえず、自分の備忘録としても、分ったことは少しずつまとめておこうかなと思っています。

Palmwre開発メモ

ここ1ヶ月ほどのPsMemoの更新も、やっと一息というところです。

実は、最新のタブ機能は、とある外国の方からのリクエストによるものです。自分でも以前考えたことはあったのですが、日本語では困難だろうと思い、放っておいたアイデアでした。

案の定、英語版は割とすんなり出来たのですが、日本語版の面倒なこと。困難というより面倒でした。

普通に文字の並べ替えをすると、記号、数字、アルファベット、カタカナ、ひらがな、漢字の順に並んでしまうのですが、これを、カタカナ・ひらがな・漢字を混ぜて五十音順に並べ替えなければなりません。S-JIS漢字コードとにらめっこして、「あ」で始まる漢字はこれで、「い」で始まる漢字はこれで、･･･、というふうに仕分けしまして、これをテーブルにして標準の並べ替えルーチンに組み込んでいるわけです。プログラムより、この仕分けが面倒でした。

とりあえず第一水準の漢字しか考えていないので、その他の漢字は記号として扱われます。要望が有れば第二水準の方も扱いますが、こちらはさらに面倒そうなので、出来れば避けたいかなー、と。

あと、漢字の「読み」はJISに従って基本的に音読みです。文脈に沿って読みを判断するのは（自分の技術では）不可能に近いので。

何はともあれ、自分では結構納得のいくものが出来たと思っていますし、リクエストを頂いた方にも満足して頂けたようなので、一安心。あとは変なバグが無ければ･･･。

PsMemo 20051114-nightlyをリリースしました。ダウンロードは以下のページから。

Files : PsMemo 20051114-nightly

タブ機能の追加と、不具合修正です。

並べ替えを五十音順にすると、一覧画面の下部にタブが表示され、タブをタップするとその頭文字のタイトルにカーソルまたはページが移動します。同じタブをタップすると、例えば「あ」であれば、あ→い→う→え→お、と移動します。

使ってみて下さい。

PsMemo 20051103-nightlyをリリースしました。ダウンロードは以下のページから。

Files : PsMemo 20051103-nightly

バグフィックスと、5-Way Navigationの動作を見直しました。