Notice: Undefined variable: mobile in /virtual/jove21/public_html/palm.jove21.com/include/http_headers.inc.php on line 172
Palm Space : 佐藤琢磨のはなし

Oct 21, 2002

佐藤琢磨のはなし

ポスト @ 0:00:00 | MotorSports

先日、とあるところでF1ドライバー佐藤琢磨の話を聴く機会がありました。さすがは20歳で4輪レースを始めてわずか4年でF1にまで上り詰めた人物、考え方がしっかりしています。

ってことで、印象に残ったことを書き留めておこうと思います。

最初のインパクトが大事

最初にインパクトを与えられれば、その後ずっと注目してもらえるということです。 注目されていれば、たとえその後成績が悪い時があっても割と長い目で見てもらえる。反対に注目されていないと、良い成績を残しても(偶然とまでは言いませんが)あまり印象に残らない、といったところでしょうか。実力的には大差無い世界では注目されてナンボ。その他大勢から這い上がるのは大変ですからね。

時には急がば回れ

では、最初に注目されるにはどうしたら良いのか? 琢磨はイギリスF3に参戦する前に、その下のカテゴリーであるフォーミュラ・ボグゾールに参戦していました。すぐにF3にステップアップするチャンスは有ったそうですが、自分の意思で1年先伸ばしにしました。それは、コミュニケーション能力も含めてF3で戦える準備が出来てからステップアップした方が良いと考えたからです。事実、F3に参戦して直ぐに勝利を収めて、注目される存在となったのです。

状況を見極める

F1での担当エンジニアに関して、チームから薦められたベテランではなく、今年からレース現場を担当することになった人を指名したそうです。新人としては、ベテランエンジニア相手では自分の意見を出しにくいため、悪く言えばチームの言いなりになってしまう。それで、新人エンジニアの方がきたん無く意見を出し合えると考えたからです。 目先の結果だけを求めればチームに従う方が楽でしょうが、先を考え、自己研鑚していくという意味では今年の経験は大きいのではないでしょうか。

プラス思考

話は前後しますが、最初に4輪レースを学んだSRS-F(鈴鹿レーシングスクール・フォーミュラ)というところにはカート界で活躍した有望な人材ばかりで、レース経験が無いのは琢磨だけでした。普通なら萎縮してしまうような状況ですが、これはチャンスと考えたそうです。なぜなら、このような有望なドライバーの中でトップになれば、周りは能力を認めざるを得ないからです。

と、こんなところです。他にもいろいろと裏話があったのですが、そのうちにメディアに出てくるでしょう。

最終的な目標に対して、自分の置かれた立場をきちんと分析して、その時点で何をするのがベストなのか を良く考えているなーという感じです。結果は出ているけど実力が伴っていないというのでは将来が無いし、その逆では他人から認められない。自分の能力を高めつつそれに見合った結果を残していくというのが大事なことだと思いました。

Trackback

No Trackbacks

Track from Your Website

http://palm.jove21.com/trackback/tb.php?id=211
(言及リンクのないトラックバックは無視されます)

Comment

No Comments

Post Your Comment


(Smile) (Wink) (Laugh) (Foot in mouth) (Frown) (Gasp) (Cool) (Tongue)

*は入力必須です。E-Mailは公開されません。