Dec 08, 2001
ハンドヘルドデバイスについて思うこと
- With Palm Netさんのコラム「##2PDA市場の本当の広がりはまだ先」
- 機長さんのコラム「iPAL2187 ハンドヘルド市場の今とこれから。」
を読んで、なるほどと思いました。
自分のPC経験に関しては、最初は「第2の層」で、初期のパソコンをまさに趣味というかマニアとして使っていました。その後しばらく使わない時期があったので浦島太郎状態となり、次に本格的に使いだしたのは会社で必要に迫られてのことでした。「第3の層」になるのかな?そこで使い方を覚えて、便利さが分かって、現在は多分「第1の層」になっています。
PDAに関しては、スケジュール管理などの道具がメインで、趣味もちょっと入っている「第1の層」です。
個人ユースでは「第1の層」が大多数だと思いますので、その立場で言うと、趣味のものはいずれ飽きるんですよね。次々と新しいものが欲しくなり、そのテンションが高いうちは良いのですが、冷めるともう駄目。で、使わないうちにそのモノ自体はどんどん進化するので、ついていけなくなってしまい、多少興味が残っていても手を出すまでには至らない・・・という状態になってしまいます。値が張るものは特に。
ということで、最終的には、道具としてどうしても必要なもの、あるいはその機能を含んでいるものが残るのでしょう。
PCも趣味性が高くて高機能ですが、大多数の人が限られた機能−たぶんインターネットに繋ぐための道具として−をメインで使っていると思います。趣味から始まっても、道具として必要な部分が残っていれば使い続けられるものです。
ところで、現在、企業では社員にNotePCを配布しているところが多いと思うのですが、その上で、ハンドヘルドコンピュータの企業ユースがどのくらい有るのか興味があるところです。
少なくとも、うちのような製造業、研究開発企業ではあまり道具としてのニーズが無いと思うのです。扱うデータが多くて、ハンドヘルドコンピュータにわざわざデータを移行させて持ち歩くというのは、ちょっと考えられません。NotePCがもっと小さく薄く軽くなってくれたら良いと思うことはありますが。
ただ、個人情報の管理に絞ればニーズはあるのかも。どの企業でも1つのプロジェクトを複数のメンバーで進めることが多いし、1人が複数のプロジェクトに絡んでいることもあるので、スケジュールや仕事の進度などを簡単に共有できれば、打合せの時間も短縮できるし仕事もスムーズに進むと思います。まあ、これはPDAで十分ですが。
個人的には、社内LANに無線で接続できるPDA+グループウェアのようなものが有ると良いな〜と思います。(今でも出来なくはないのかも知れませんが、ちょっとマニアック?)
いずれにしても、ハンドヘルドデバイスって結構曖昧な存在なんです。これが普及するためには、これを使うと便利というレベルではなく、それでしか出来ないということ、いわゆるひとつの「柱」がないと難しいような気がします。または、おもいっきり安いか。
… 同じハンドヘルドデバイスでも、PDAとハンドヘルドコンピュータは別物と考えています。
相変わらず、まとまりの無い文章ですいません。才能がないんだな〜。
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