Aug 23, 2006
トリック
ハリー・フーディーニ。
20世紀初頭に活躍したアメリカで最も有名な奇術師。現在米語辞書には「HOUDINI = 脱出する」と載るほど「脱出王」としての名声を得ていました。
一方で、最愛の母を亡くしてからというもの、母の霊との交信を求めてスピリチュアリズム(心霊主義)に傾倒し、多くの霊媒師の元を訪れることになります。しかし、彼が出合った霊媒師は全てインチキでした。そんな中、コナン・ドイル主催の降霊会に招待され、今度こそはと狂喜したのも束の間、これもすぐに嘘と見破ってしまいました。
我慢の限界を超えたフーディーニは、その日以来、片っ端からイカサマ霊媒師のトリックを暴き続けていく「サイキックハンター」としての道を歩むことになります。奇術師がある意味同業者(霊媒師という名の奇術師)のトリックを暴くというタブーを犯してまで彼が追い求めたものは何なのか。
心の奥底には、「本物」の霊媒師を見つけ出したい、そして母の霊と話がしたいという願いが込められていたことは間違い無いでしょう。しかし、彼の望みはついに叶うことはありませんでした。
デビュー35周年記念のショーの楽屋で、彼を本当に不死身だと思い込んだファンの青年に、試しに腹を殴られたことが原因で10日後に帰らぬ人となってしまったのです。死ぬ直前妻に「死後の世界があるのなら必ず連絡する」と言い残したものの、結局連絡は無かったということです。(江原啓之に出会えなかったのが不幸でしたね。)
某ドラマ「トリック」は、このハリー・フーディーニの生涯を設定のベースとしているという説があるらしい。○乳とか○根とかヅラとかの設定は別かもしれませんが。って、かも、じゃないですか。
と、こんなことを最近知って、改めて「トリック」にはまっているのでした。
まーそんなことより、この前せっかく手に入れた我が愛機、つまりTungsten Cですが、が何処かへ行ってしまいました。箱に入れて、厳重に封印して、何か札を貼られたと思ったら・・・、手元になくなっていたんです。そんなはずは無い。何かトリックがあるはずですよ。
・・・で?
Trackback
No Trackbacks
Track from Your Website
http://palm.jove21.com/trackback/tb.php?id=362
(言及リンクのないトラックバックは無視されます)
Comment
No Comments