Jan 07, 2005

CASSHERN

ポスト @ 0:00:00 | Misc

先日、「CASSHERN」を見ました。近所のTSUTAYAで借りて。

賛否両論あるようですが、自分としてはスゴイ作品だと思いました。良い映画かどうかは別にして…。紙一重のところでしょうか。

主人公は、エディプス・コンプレックスを持つ青年、東鉄也。彼は父親への反発から戦場へ行き、ある部族を考えも無しに虐殺、自分も戦死してしまう。 父親である東博士は、妻を病から救うために新造細胞を研究するが、これにより、図らずも虐殺という行為に加担することになる。 鉄也は父親に人間でないもの「新造人間」として復活させられ、人間の愚かさ、自らの愚行の結末を知り、さらに母親の幻影に導かれ、救世主「CASSHERN」となることを決意。しかし、CASSHERNは無力であった。何も変えられなかった。世界を救うどころか、その場の争いも収められなかった。CASSHERNに出来たことといえば、父親を殺し、全ての「業」を背負って自らの命を絶つことで、新造人間という憎しみの連鎖を絶つことくらいであった。 ----- かなり偏った見方をするとこんな感じのストーリーになります。

作品のテーマは、テーマソングの一節に集約されていると思います。

「誰かの願いが叶う頃、あの子が泣いてるよ。  みんなの願いは、同時には叶わない。」

これを、複数の対立軸を通して執拗に描かれるのです。ストーリーはもとより、映像として、最終的には台詞として、それ以外の解釈が出来ないように、ある意味押し付けがましいくらい繰り返されるのです。これでもかと。

でも、これが真理だとしたら全く救われない。

「小さな地球が回るほど、やさしさ身につくよ。」

そうありたいと願う。

この作品を見ると、すごく疲れます。視覚、聴覚、脳がフル回転してるって感じ。そして心も。途中、理解できないようなこともあるのですが、最後まで見ると「そういうことだったのか」と納得させられます。で、エンディングに入ると曲がグッとくる訳です。そう、このことなんだ、と。涙もんです。

それにしても、紀里谷和明監督、あつい、熱過ぎます。

泥臭いストーリーあるいは青臭いともとられそうなテーマを愚直に扱いつつ、映像や音楽などを派手にして、バランスをとろうとしているのかなとも思えます。これ、現代の戦争映画にしたら本当に救われませんよ。

俄然、紀里谷監督に興味が沸いてきました。

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